長屋シンポジウム「東京長屋式」認定を考える①を開催します![すみだ向島EXPO6]

商店街の名物店や町工場、まちとの出会いのきっかけとなった場所 ──。
まちを思い浮かべるとき、「地域の宝」と呼べるような建物が頭に浮かぶことがあります。
しかし近年、そうした建物は次々と姿を消し、まちの文化を肌で感じられる風景も少なくなってきました。
こうした「地域の宝」を、地域の手で守り、育てていくことはできないだろうか。
そのひとつの手がかりとして、建物を認定するという試みを、墨田区京島近辺でここ2年ほど考えてきました。
今回のシンポジウムでは、その検討過程をお伝えします。
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「地域の宝」を継承することには、どのような意味や価値があるのか。
それは誰にとっての意味や価値なのか。
建物の性能や金銭面の課題を乗り越えながら、本質を置き去りにすることなく「地域の宝」を継承していくためには、
数ある要素の中から何を抽出し、何を伝え、誰にどうはたらきかけるべきなのか。
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当日は、都内の他地域で活躍するゲストをお招きし、各地の事例をご紹介いただきながら、
これらの問いに対する意見を交わし、建物認定という仕組みの可能性について考えます。
お申込みはこちら:https://tokyo-nagayashiki-202510.peatix.com
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■概要
日程:2025年10月20日 18:30開場、19:00開始
会場:旧邸稽古場(墨田区八広2-45-9)
料金:
・現地参加1500円(「すみだ向島EXPO6」のパスポートをお持ちの方は無料)
・オンライン参加1000円
※八島花メンバーシップ入会で500円引き(入会無料:https://forms.gle/SC87RkYG2qDbWZuB7)
共催:一般財団法人八島花文化財団・暇と梅爺株式会社
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■プログラム
1)開会のご挨拶(後藤大輝)
2)基調講演(椎原晶子)
3)東京長屋式進捗報告(後藤大輝・宮嶋雛衣)
4)事例紹介①(栗生はるか)
5)事例紹介②(志村秀明)
6)クロストーク/会場質疑(進行:小山晴也)
7)閉会のご挨拶(後藤大輝)
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■ゲスト登壇者プロフィール

椎原晶子(しいはら・あきこ)
地域プランナー 國學院大學観光まちづくり学部教授
東京藝術大学大学院環境造形デザイン修士課程修了後、(株)山手総合計画研究所にて横浜の都市デザインに関わる。在学中より谷中・根津・千駄木のまちづくり活動に加わり、谷中学校、まちじゅう展覧会「芸工展」、NPOたいとう歴史都市研究会等に設立より参加し、谷中界隈や各地で古民家再生活用と歴史を生かしたまちづくりに携わる。東京藝術大学文化財保存学非常勤講師を経て、2022年より現職。技術士(建設部門・都市および地方計画)。

栗生はるか(くりゅう・はるか)
一般社団法人せんとうとまち代表理事・跡見学園女子大学観光コミュニティ学部助教
早稲田大学理工学部建築学科卒業。在学中にイタリア・ヴェネツィアに留学。制作会社勤務を経て、大学で建築教育に従事。都市空間とコミュニティについて研究し、地元文京区で地域の魅力を発信すると共に、銭湯と周辺地域の再生活動を展開している。

志村秀明(しむら・ひであき)
芝浦工業大学建築学部教授
北海道大学工学部土木工学科および熊本大学工学部建築学科卒業、安井建築設計事務所勤務を経て、早稲田大学大学院修士課程・博士課程修了。中央区月島出身・在住で、専門はまちづくり、市民参加、都市計画。博士(工学)、一級建築士。東京都中央区の佃島・月島のまちづくりを支援。
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※本イベントは、国土交通省「令和7年度 住宅ストック維持・向上促進事業」(地域特性を踏まえた住まいづくりのための住宅金融モデル事業)の一環として実施しています。

